霊園には檀家が必要?
霊園には檀家が必要?
霊園に檀家は必要かについては不要です。
そもそも、檀家はお寺にお布施などを渡して供養や葬祭などをお寺に任せる制度です。そのため、これはお寺と結びつきや関係性が強いと言え、葬祭などは手厚く受けられる特長があります。
一方、霊園の主な運営主体は地方自治体や民間企業です。中には寺などが運営するところもありますが、そうでなく前述した地方自治体などが多いため、お寺と無関係です。
以上から、地方自治体などが運営するところでは特定の宗教や宗派は問わないため、幅広く受け入れられています。そして、お布施が必要となる制度の場合、経済的な負担が多いため霊園に移すという方も増えています。
確かに、供養や葬祭を手厚くすることを望まないとなるとなおさら経済的な負担が増えます。しかし、霊園ですと法事の際において、場所や僧侶の依頼は自分でしなければなりません。
ただし、見方を変えれば選択肢があるということで料金などを比較検討をしやすいと言えます。
永代供養の付く霊園なら半世紀は法要をしてもらえます
墓地の高騰や少子化による墓の後継者不足などを理由に、寺院に墓を建てるよりも公共の共同霊園や永代供養を選ぶ人が増えています。
公共の霊園は誰かしらが墓参りに来るため荒れにくく、自治体が管理するため一般の運営会社の私設墓地と違い倒産による墓石破棄の心配がないからです。
近年の霊園には五十回忌くらいまでの法要を行う永代供養をセットにしているところもあり、子孫がいなくても半世紀は僧侶に法要をしてもらえます。
全ての宗派の遺骨を受け入れるため園内に宗教的な象徴の像などはなく、桜やハナミズキなどをシンボルツリーとした樹木葬形式の共同墓地にしているところも増加中です。
広大な敷地を必要とするため見晴らしの良い場所にあることが多く、永眠後も自然豊かな場所で静かに眠れます。
特に樹木葬などは年月とともに自然に還ることができるため、寺院の墓地を引き払ってでも公共の霊園を最期の住みかとしたがる人で予約がいっぱいになりがちです。
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